研究報告会は当財団の主な事業である「てんかんの治療に関する助成および表彰事業」の公表の場として毎年3月に開催しております。
本報告会における研究報告の部では、助成対象年度3年目の研究助成対象者12名の方々により3年間の助成研究成果についてご報告いただいております。表彰の部では研究功労賞として、「長年にわたりてんかん学の進歩に著しい貢献、指導的な役割を果たされた研究者」の業績を称え授賞式をおこない記念講演を賜ります。なお、研究褒賞としては「てんかん治療に関する特定のテーマについて継続的な研究を行い、秀でた業績を挙げられた研究者又は研究グループ」の授賞式をおこない受賞報告を賜ります。毎年100名を越える先生方にご参加いただいており活発な討論の場となっております。本報告会が先生方の交流と議論をより一層深められる場となり、てんかん治療研究の進展の一助となればと願っております。
日時: 2024年3月1日(金) 9:00~18:00
場所: 千里阪急ホテル 2階 仙寿の間
公益財団法人てんかん治療研究振興財団主催の第35回研究報告会が開催されました。
当日は約100名のてんかんをご専門とする先生方のご参加を頂き、無事終了することができました。
研究報告会では、2021年度研究助成対象者12名の先生方による研究成果の報告が行われた後、2023年度研究褒賞授賞式ならび研究功労賞授賞式が執り行われました。
研究褒賞は、京都大学大学院医学研究科 てんかん・運動異常生理学講座 特定准教授
松橋 眞生 先生、国立循環器病研究センター 脳神経内科 部長 猪原 匡史 先生・
医長 田中 智貴 先生・医師 福間 一樹 先生の2グループ4名が受賞され、
それぞれの先生による受賞記念報告が行われました。
研究功労賞は、元日本医科大学 生体統御学(生理学)准教授 丸 栄一 先生が受賞され、丸先生による受賞記念講演が行われました。
本研究報告会の内容につきましては、本年9月発刊の「研究年報第35集(2024)」に掲載しました。