研究功労賞は、長年にわたり、てんかん学の進歩に著しい貢献、指導的な役割を果たした研究者に対して贈られる賞です。
　その業績を称え、研究功労賞受賞者には、毎年開催される研究報告会の授賞式に出席いただき、表彰状とともに、正賞として金メダル、副賞として金一封を授与し、受賞記念講演を行っていただいております。

敬称略

受賞年度	氏　名	所　属	記念講演演題	推薦書
2023年度	丸　栄一	元日本医科大学　生体統御学（生理学）准教授	『てんかん原性の神経機序を求めて』
2022年度	辻󠄀　貞俊	国際医療福祉大学　名誉教授 産業医科大学　名誉教授	『てんかん診療・研究から教わったこと』
2021年度	大澤　真木子	東京女子医科大学　名誉教授 立教女学院　理事長	『福山先生とのめぐり逢いに導かれ、患者さんに育てられて』
2020年度	兼子　直	湊病院 北東北てんかんセンター センター長 弘前大学 名誉教授	『てんかん研究は楽しい』
2019年度	大塚　頌子	岡山大学　名誉教授 旭川荘療育・医療センター　顧問	『発達てんかん学とともに』
2018年度	堀　智勝	東京脳神経センター　院長	『難治性てんかんの外科治療』
2017年度	鶴　紀子	宮崎大学　名誉教授	『てんかん焦点と二次性てんかん原性の解明に向けて： てんかん研究から学んだこと』
2016年度	田中　達也	国際抗てんかん連盟　第１副理事長 やまびこ医療福祉センター　名誉院長 旭川医科大学　名誉教授	『二次性全般化発作の機序解明への挑戦』
2015年度	飯沼　 一宇	東北大学　名誉教授 石巻赤十字病院　名誉院長	『私のてんかん学の軌跡～West症候群、ヒスタミン神経系、そして機能画像』
2014年度	三原　忠紘	独立行政法人国立病院機構 静岡・てんかん神経医療センター　元診療部長	『切除外科後の長期発作転帰の分類と成績』
2013年度	大沼　悌一	医療法人社団 むさしの国分寺クリニック　理事長	『私のてんかん学軌跡』
2012年度	八木　和一	国立病院機構静岡てんかん･神経医療センター名誉院長	『難治性てんかんの研究』
2011年度	黒川　　徹	国立病院機構西別府病院名誉院長	『小児のてんかんに関する臨床的研究』
2010年度	福島　　裕	弘前大学　名誉教授	『てんかんの長期経過を巡って』
2009年度	山内　俊雄	埼玉医科大学　学長	『てんかんと　ともに歩んだ道ー実験研究から包括的医療へー』
2008年度	佐藤　光源	東北大学医学部　名誉教授	『燃え上がり現象（キンドリング）と“てんかん”の病態生理』
2007年度	真柳　佳昭	東京警察病院　顧問	『日本のてんかん外科小史－その流れの中で』
2006年度	渡邊　一功	名古屋大学　名誉教授	『脳の発達とてんかんの病態』
2005年度	細川　清	香川医科大学　名誉教授	『棘徐波重積状態症候群ー神経精神医学的概念ー』
2004年度	森　　昭胤	岡山大学　名誉教授	『痙攣とフリーラジカル』
2003年度	山口　成良	金沢大学　名誉教授	『てんかん研究50年ー基礎と臨床の懸け橋ー』
2002年度	朝倉　哲彦	鹿児島大学　名誉教授	『一外科医とてんかん』
2001年度	清野　昌一	国立療養所静岡東病院　名誉院長	『静岡で学んだこと』
2000年度	大田原俊輔	岡山大学　名誉教授	『年齢依存性てんかん性脳症の研究とそのてんかん学への寄与』
1999年度	堀　　　浩	奈良県立医科大学　名誉教授	『自らのてんかん研究を省みて』
1998年度	稲永　和豊	久留米大学　名誉教授	『完成しなかったてんかん治療薬の研究』
1997年度	JuhnA.Wada	Neurosciences and Neurology, University of British Columbia Hospital.	『Enigma of Partial Seizure Disorder』
1996年度	宮本　侃治	元国立精神・神経センター神経研究所代謝研究部　部長	『神経科学とてんかん研究の出会い』
1995年度	大熊　輝雄	国立精神・神経センター名誉総長	『私が歩んだてんかん研究の道』
1994年度	佐野　圭司	東京大学名誉教授　帝京大学医学部脳神経外科学教室	『てんかんと海馬』
1993年度	福山　幸夫	東京女子医科大学　小児科	『West症候群の今昔』
1992年度	該当者なし
1991年度	島薗　安雄	(財)神経研究所理事長及び所長 国立精神・神経センター　名誉総長	『てんかん研究の想い出』
1990年度	和田　豊治	国立療養所静岡東病院　名誉院長	『いま私が想うことーてんかん臨床50年を顧みてー』
1989年度	該当者なし
1988年度	秋元波留夫	東京都立松沢病院　顧問	『てんかんから学ぶー精神科医60年の回顧からー』